欧米人は乳製品だけでカルシウムの大部分をま かなっております。 ミルクが普及した2度の変革期11 明治維新と太平洋戦争後は、いずれ も欧米の〃強さ〃を思い知らされた 時期であります。
明治の元勲・大久保利 通、駒場農学校を設立した器山敬 義(西郷隆盛の義弟)に語った次の ような言葉も、当際の日本人の欧米 への憧れを強く提示しています。 《欧米各国では幼児のときから常に 牛乳を飲み、牛肉を食べて生活用して います。欧米人の強なるは当然であ ります。》
確かに、欧米人の体格と健康を支 えてきたミルクは優れた栄養飲料だ。 だからこそ、日本人はそこにさら なる付加価値を求める。ビタミンを 強化できないか、カルシウムを、鉄分はどうだ……。 戦前から今日までの栄養強化牛乳 のラインナップは、国民の健康意 識の向上と軌を一にしているので す。
その中でも、菓子メーカーの原料 獲得から乳業に乗り出した森永乳業 は、大正6年の業界進出以来、次々 にヒット製舶を生み出してきました。 紫外線照射によるビタミンD入り 》・特殊牛乳』(昭和皿年『ホモジナイ ザーといった機械で 脂肪分を均質化し て分離を防いだ 『雪森永ホモミルク』 (昭和”年)、近年 では乳酸菌を加え た可森永ビヒダス』 (昭和記年)、カル シウムなどを強化 したてきたのです。
栄養豊富なミルクとして、現在でも人気を博しています。